障がいがあっても安心!生活を助ける「補装具費支給」と「日常生活用具給付制度」って?

障がいがあっても安心!生活を助ける「補装具費支給」と「日常生活用具給付制度」って? 制度について

障がいのある方やそのご家族にとって、毎日の生活でちょっとした不便は多く、それは大きな悩みになりがちです。

そんなとき役立つのが、福祉制度の「補装具費支給」「日常生活用具給付」です。たとえば、手すりを付けたいけれど高額でなかなか手が届かず、生活の中で不便を感じていたところ、この役立つ制度を知らなかったという声も。これ実は、先日までの私です。

なお、制度の内容や申請方法は自治体ごとに異なります。ここでは、静岡県浜松市を例に制度の仕組みや申請の流れ、利用時のポイントをご紹介します。

👩‍🦽「補装具費支給」や「日常生活用具給付」の対象者

「補装具費支給」や「日常生活用具給付」が受けられるのは、静岡県浜松市の場合は、以下のような「手帳」を持っている方が、🔗障害福祉サービスを利用して、購入・修理することができます。

  • 身体障害者手帳
  • 療育手帳
  • 難病患者等

<☝️ポイント>
介護保険制度、労働者災害補償制度、治療用・訓練用等の医療保険制度等の適用対象になる人は、それらの制度が優となり、「補装具費支給」や「日常生活用具給付」は受けられません。
※申請前に購入してしまった場合や、修理してしまった場合は対象になりません。

🧑‍🦼‍➡️「補装具費支給制度」とは何か?

「補装具費支給制度」で生活をサポート

補装具費支給制度は、障がいのある方が生活や仕事で使う補装具を買うときに、費用の一部を行政が助けてくれる制度です。利用者の収入などにもよりますが、たとえば、車いすを新しく購入する場合、浜松市では費用の1~2割程度で購入できます。

補装具とは?

補装具とは、障がい者の身体機能の補完や生活機能の向上を目的として支給される用具のことです。具体的には、義肢、義足、車いす、義眼、医療用コルセット(装具)、歩行器などが含まれます。詳細はお住まいの自治体のホームページをご確認ください。

静岡県浜松市:🔗対象となる障がいと補装具の種類

浜松市での申請方法

浜松市では、各福祉事業所社会福祉課に申請します。必要書類としては診断書、補装具の見積書、本人確認書類などです。詳細はお住まいの自治体のホームページをご確認ください。

静岡県浜松市:🔗「補装具費支給の申請について」

<☝️ポイント>
生活支援員さんや相談支援専門員さんがついている場合は、相談してみましょう。自治体によっては、「代理受領方式」を採用し、自治体が認定している事業所であれば代理申請も可能であるため、補装具の手配から申請までをサポートしてくれることがあります。

あわせて読みたい!>メジャーサポートサービスブログ
🔗生活支援員さんって、どんな存在?〜相談支援専門員さんとの違い、資格について〜

【SNSで話題に】片目失明でも支援が受けられない?義眼の自己負担の現状

先日、SNSで、片目が失明した方が義眼を使用しているにも関わらず、もう片方の目の視力が正常なため障がい者認定を受けられず、約12万の高額な義眼を自己負担しているという投稿が話題になりました。

ほとんどの場合、両目での視力が基準になるため、片目の失明の場合、障がい者認定や補装具費支給制度に該当しないことがあります。そのため、義眼の費用負担が大きくなるケースも。こうした状況にも対応できる幅広い支援が求められています。

👩‍🦯‍➡️「日常生活用具給付制度」とは?

自宅での生活をサポートする「日常生活用具給付」

日常生活用具給付とは、障がいのある方が自宅での生活をより安全で快適にするため、必要な用具の購入や貸与を自治体がサポートしてくれる制度です。
たとえば、入浴用の椅子や段差を解消するスロープなどは、購入費の大部分が補助されることもあります。

日常生活用具とは?

日常生活用具とは、障がいがあることで生活上の不便がある方が、家庭での自立や生活の質向上を目的に利用する用具のことです。具体例として、入浴補助具、手すり、杖などがあります。詳細はお住まいの自治体のホームページをご確認ください。

静岡県浜松市:🔗日常生活用具の種類一覧(身体障害者手帳を持っている人、難病患者等の人)

浜松市での申請方法

浜松市では、まず、各福祉事業所社会福祉課に相談し、医師の意見書や見積書を添えて申請します。申請後、必要に応じて訪問調査などが行われることもあります。

静岡県浜松市:🔗日常生活用具費助成の申請について

<☝️ポイント>
こちらについても、生活支援員さんや相談支援専門員さんがついている場合は、相談してみましょう。自治体によっては、「代理受領方式」によって、用具の手配から申請までをサポートしてくれることがあります。

👴補装具や生活用具をレンタルしたいとき

レンタルする場合は「介護保険制度」

補装具や日常生活用具をレンタルしたい場合は、🔗「介護保険制度」を利用します。
🔗「障がい福祉サービスでは、基本的に購入や助成、支給が中心で、レンタルは対象外です。

介護保険制度を利用できるのは、自宅で介護が必要と認定された方(要支援1・2、または要介護1〜5)です。サービスを受けるには、お住まいの市町村で「要介護・要支援認定」の申請を行い、介護認定審査会で認定を受ける必要があります。

要支援と認定された方は「地域包括支援センター」へ、要介護と認定された方は「ケアマネージャー」さんへ、レンタルの相談をしてみましょう。

<☝️ポイント>
ここで、「障がい福祉サービス」から「介護保険制度」に変えようかな、と考える方もいるかもしれません。その場合、これまでサポートしてくれていた生活支援員さんや相談員さんが、そのまま担当できなくなることがあります。
介護保険の仕組みでは、「介護支援専門員(ケアマネージャー)」という資格を持った方が担当になるため、担当者が変わるケースがほとんどです。制度を切り替えるときは、その点も確認しておくと安心です。

介護保険と補装具制度は一緒に使えるの?

介護保険を利用して同じ用具を使っている場合は、原則として「補装具費の支給」や「日常生活用具の給付」は受けられません。

たとえば、介護保険で車いすをレンタルしている場合、その車いすは補装具制度の対象にはなりません。ただし、特別な機能がついた補装具など、補助の対象になる場合もあるので、その際は、お住まいの福祉課やケアマネジャーさんに相談してみましょう。

📄申請の注意点

以下の点を先に確認しておくと、申請で慌てずにすみます。

  • 「障がい福祉サービス」以外の介護保険制度などを利用している場合は、利用状況を確認する
  • 過去に補装具や生活用具の給付を受けていると、再度の給付が受けられない場合があるので、自治体の福祉課などに確認しておく
  • 自己負担額や上限額を必ず確認する(生活支援員さんや相談員さんにお願いした場合も、教えてもらえます)
  • 支給決定までに時間がかかることもあるため、余裕を持って申請する

👩‍🔬【まとめ】補装具や生活用具の制度、まずは相談してみませんか?

「補装具費支給」や「日常生活用具給付」といった制度は、意外と知られていなかったり、知っていても自分の使いたいものが対象か分からず、結局あきらめてしまうことがあります。

たとえば、手すりや入浴用の椅子を自費で買うのは高くて迷っているうちに、けがをしてしまうこともあるかもしれません。

でも、調べてみると実は補助を受けられる場合もあります。「ちょっと不便だな」と感じたら、まずは自治体の福祉課や、生活支援員・相談員・ケアマネージャーさんに相談してみてください。
頑張っているあなたの暮らしを、より安全で安心にしてくれる制度が見つかるかもしれません。


<関連リンク>


<参考リンク>
・静岡県浜松市:🔗障害福祉サービス
・静岡県浜松市:🔗補装具や日常生活用具について
・静岡県浜松市:🔗障害のある方へ
・静岡県浜松市:🔗介護保険サービス利用の流れ