【身体障害者の体験談】障害年金の更新忘れてた!更新時に気をつけたいポイント

【身体障害者の体験談】障害年金の更新忘れてた!更新時に気をつけたいポイント 制度について

病気やけがで、生活や仕事に支障が出ている場合に申請し、審査が通ると受け取れる障害年金。多くの場合、数年ごとに更新があり、結果によっては支給が止まったり、等級が変わったりすることもあります。

私自身も、いきなり更新の通知が到着。更新期限までの期間が2カ月半と短く、慌てて病院に電話し、予約やらなんやらのやり取りで焦りました。

生活がかかっている場合もある障害年金。この記事では、突然の障害年金の更新にも落ち着いて対応できるよう、私の体験も含め、お伝えしたいと思います。

🧑‍🦽‍➡️ほとんどの場合、障害年金には「更新」がある

障害年金更新とは?

障害の状態は、時間の経過とともに変化することがあるので、永久認定()の場合を除き、日本年金機構は定期的に、現在も障害の状態が年金支給に該当するかの確認を行います。それが、障害年金の更新です。

正式には「障害状態確認届」の提出を指し、医師の診断書をもとに、引き続き障害年金が受給できるかを審査します。

永久認定とは、症状の改善の見込みがない障害があるなどの場合で、障害年金の支給期間が一生涯である認定です。

更新は忘れたころにやってくる

更新の通知は、更新期限の2~3カ月前に何の前触れもなく、いきなり郵送で届きます。

実は更新時期は、年金証書の「次回診断書提出年月」の項目の記載で確認できますが、前回の更新から期間が開くのでどうしても忘れがちです。特に、申請が通った後の初めての更新では、更新とはどういったものかがわからないため、突然の通知は焦りますね。

<☝️更新の間隔>
更新の間隔は、身体障がいの方の場合はおおむね2年~5年精神障害の方は2~3年知的障がいの方の場合は3~4年程度で、その状態によって異なります。

<☝️更新年の数え方の注意>
初回の更新の場合、次の誕生日までを1年と数え、以後は誕生日ごとに2年、3年と数えていくため、障害年金の申請をしたタイミングによっては、初回更新までの年月が短くなります。
例:申請したタイミングが2025年7月で、誕生日が9月の場合、7月~9月は2カ月しかないですが、1年と数え、2025年10月から2年目になります。

📬「障害状態確認届」が届いたら

更新の流れ

更新流れはこのようになります。

1.日本年金機構から「障害状態確認届」が届く
2.すぐに主治医の診察、身体障がいの場合は身体測定の予約も入れる
3.主治医に「障害状態確認届」を作成してもらう
4.「障害状態確認届」を病院から受け取り、内容に問題なければ年金機構などへ提出する
5.審査が行われ、提出から約3〜4ヶ月後に結果が文書で郵送される
 ※等級に変化がない場合は、「次回診断書提出年月のお知らせ」というハガキが、障害等級が変わる場合は「支給額変更通知書」が郵送されます。

更新の期限に注意!

日本年金機構からの「障害状態確認届」は、次の誕生日の2~3か月前に届き、誕生月の月末が提出期限です。届いたらすぐに主治医の診察や身体測定を予約しましょう。

また、病院側での書類作成には時間がかかるため、早めの対応が必要です。提出が遅れたり不備があると、年金が一時停止されることがあるので、期限内に必ず到着するように提出しましょう。

<☝️提出先は以下でもOK!>
「障害状態確認届」と一緒に、日本年金機構への返送用封筒が封入されていますが、🔗お近くの年金事務所や年金相談センターにも提出できます。また、障害基礎年金のみを受けている方は、お住まいの市区町村役場の窓口でも提出することができます。

更新に不安がある人は、プロに依頼もあり

主治医の先生や、病院の書類係の職員の方は、障害年金の申請や更新時の診断書の書き方において、百戦錬磨であることが多いですが、主治医の先生とのコミュニケーションがうまく取れていない場合や、主治医の先生が変わったばかりなど、不安がある時はプロに依頼するのもアリです。

社会保険労務士(社労士)さんは、年金や社会保険の専門家で、診断書のチェックや、書類に不備がないか、医師との診察時のアドバイスも行ってくれます。ただし依頼料がかかるので注意しましょう。

全国社会保険労務士会連合会:🔗社労士を探す


日本年金機構:🔗障害状態確認届(診断書)が届いたとき

☝️更新で特に注意すべきポイント

「障害状態確認届(診断書)」はダウンロードできる!

例えば、更新が間近の状態且つ、病院が遠方ですでに受診日が決まっているものの、日本年金機構から更新の通知が受診日までに到着しない場合や、障害状態確認届を紛失してしまった場合などは、日本年金機構のホームページから障害状態確認届をダウンロードすることができます。

しかし、障害状態確認届は8種類あり、間違いも生じやすいため、ダウンロードした障害状態確認届を使用する場合は、障害年金の要件や使用する様式の種類、診断書部分に記入する症状の日付(3ヶ月以内の現況を記載する必要があります)など、事前に年金事務所で確認することを強くお勧めします。

<主な障害状態確認届ダウンロードページ>
・肢体の障害用:🔗https://www.nenkin.go.jp/shinsei/jukyu/shougai/shindansho/20140421-18.html#cmskakunin
・精神の障害用:🔗https://www.nenkin.go.jp/shinsei/jukyu/shougai/shindansho/20140421-23.html#cmskakunin

診察の際に伝えるべきことをまとめておく

「障害状態確認届(診断書)」作成のための診察では、病状だけでなく、仕事や生活状況、支援の有無などを聞かれることがあります。生活で必要な配慮や、普段利用している福祉サービスなどについて、事前に整理して医師に伝えられるよう、まとめておきましょう。

普段から、日常の困りごとなどを記録しておくのもいいかもしれません。また、診察時の遠慮はいったん置いておき、実際の生活の大変さ(仕事の後はうごけない、痛みで夕飯を作ることもできない、などOK!)を伝えることが重要です。

病院から「障害状態確認届」(診断書)が届いたら内容を確認する

障害年金の等級や支給に関わるため、診察後、病院から「障害状態確認届(診断書)」が届いたら内容を確認し、現在の症状と合っているか必ず確認しましょう。記載内容に違いがあれば、早めに病院へ相談しましょう。

<💡「障害状態確認届(診断書)」はコピーを取っておく!
「障害状態確認届(診断書)」は、年金機構へ提出する前にコピーを取っておくと、次回の更新の時、前回はどんな内容で更新したか比較できるので、必ずコピーを取っておきましょう。

病院から「障害状態確認届」ではなく、独自の診断書が来た時

病院によっては、日本年金機構の「障害状態確認届」の用紙を使用せず、病院独自の様式の診断書が渡される時があります。

その場合、病院からの診断書の内容と障害状態確認届の各項目を比較し、ほぼ内容は同じであるかと思いますので、日本年金機構からの「障害状態確認届」は空白があるまま、病院から渡された診断書と両方併せて提出しましょう。(日本年金機構からの「障害状態確認届」の用紙自体を、日本年金機構側が確認する必要があります。)

病院からの診断書の内容と、障害状態確認届の各項目に乖離がある場合や、不安があれば、一度病院に確認しましょう。

【まとめ】更新は続くよどこまでも

私の場合は、受診している病院が遠く、主治医の先生を頼って、普段から全国の患者さんが押し寄せており、予約を取るのも大変の状況で突然更新の通知が来たため、不安がよぎりました。

しかし、あらかじめ更新時期を把握し、更新に向けて自分の症状を整理しておくだけでも、ずいぶん不安は変わります。

生活にかかわる障害年金。更新は生涯続く場合も。支給されている人は、年金証書などで次回の更新時期を確認して、備えておきましょう。また、少しでも不安がある場合は、日本年金機構や、お近くの年金事務所へ遠慮せずに相談しましょう。


<関連記事>就労支援事業所で働きながら、障害年金はもらえるのか?についてはこちら!

<参考記事
・日本年金機構:🔗障害年金を受給している方の手続き
・日本年金機構:🔗障害状態確認届(診断書)が届いたとき
・さがみ社会保険労務士法人:🔗障害年金の更新時に気をつけること