ワーキングバリアフリーってなに?就労支援・A型事業所で広がる、やさしい働き方の考え方

障がい、バリアフリ-、就労支援で話題ワードは? 特集記事

こんにちは。
メジャーサポートサービスで在宅勤務している、車いすユーザーのYです。

「バリアフリー」と聞くと、
段差がない建物や、車いすでも使いやすいトイレを思い浮かべる方が多いかもしれません。

でも、働く場面には、
目には見えにくい「しんどさ」や「困りごと」が、実はたくさんあります。

そんな中で、
就労支援やA型事業所の現場で少しずつ広がっているのが、
「ワーキングバリアフリー」という考え方です。

🌱 ワーキングバリアフリーとは?

ワーキングバリアフリーとは、
「ワーキング(仕事)」と「バリアフリー」を組み合わせた造語で、
一般社団法人ワーキングバリアフリーの島田代表が考えられました。

仕事をする中で感じる 「やりづらさ」や「不安」を、 できるだけ小さくしていこう
という考え方です。

何か特別なことをする、という意味ではありません。
「この人には、どんなやり方が合うかな?」と、
一人ひとりに合わせて、無理のない働き方を一緒に考えていくことを大切にしています。

🔗一般社団法人ワーキングバリアフリー

🏠 バリアフリーとのちがい

バリアフリ-ワーキングバリアフリ-
対象建物や設備働き方や職場の雰囲気
スロープ、エレベーター仕事の進め方、声かけ
目的使いやすくする安心して働けるようにする

建物が使いやすくなっても、
仕事の進め方が合っていないと、
「働くことそのもの」がつらくなってしまうこともあります。

🚧 働く中で感じやすい困りごと

🪑 環境のこと

  • 移動が少し大変な職場(段差、通路が狭いなど)
  • 落ち着いて休める場所が少ない
  • 在宅勤務を選びにくい

📋 仕事の進め方のこと

  • 指示が分かりにくい
  • やることが一度に多くて混乱してしまう
  • マニュアルが難しく感じる

💬 人とのやりとりのこと

  • 質問するタイミングが分からない
  • 困っていることを言い出しにくい
  • 分かってもらえていないと感じる瞬間

🛠 ワーキングバリアフリーの小さな工夫

👩‍💻 職場でできること

  • 仕事の流れを、紙やイラストで分かりやすくする
  • 作業や休憩の時間を、その人に合わせて調整する
  • 在宅勤務や短時間勤務を選べるようにする

🤝 就労支援・A型事業所では

  • どんな作業が合っているか、一緒に考える
  • 「できないこと」より、「できていること」に目を向ける
  • 働き始めたあとも、いつでも相談できる時間をつくる

🔗 ワーキングバリアフリーと就労定着支援

就労定着支援は、
働き始めたあとも、安心して続けていけるように支える支援です。

仕事を始めたばかりの頃は、

  • 職場のルールがまだ分からない
  • 人間関係に少し緊張する
  • 体調やペースの調整がむずかしい

そんな時期でもあります。

ワーキングバリアフリーのある職場では、
こうした困りごとを「本人のせい」にしません。

仕事の進め方を一緒に整理したり、
「困ったらここに相談してね」と伝えたり、
支援員が間に入って気持ちをつないだりします。

これらは、まさに就労定着支援の大切な役割です。

👉 ワーキングバリアフリーは、
長く働き続けるための、やさしい土台と言えます。

🗣 当事者の声「働き続けられる」に変わった瞬間

♿ 車いすユーザーの声

段差よりも大変だったのは、
「働き方が合っていないこと」でした。
少し待ってもらえたり、やり方を工夫してもらえただけで、
気持ちがずっと楽になりました。

🧠 発達障がいのある人の声

「普通は分かるよね」と言われると、
自分がダメなんじゃないかと思ってしまっていました。
手順を目で見て分かる形にしてもらえて、
安心して仕事ができるようになりました。

🌿 精神障がいのある人の声

調子が悪いとき、無理をしてしまうことがありました。
「今日は少しゆっくりで大丈夫だよ」と言われたとき、
また明日も来よう、と思えました。

共通しているのは、
ほんの少しの理解と工夫が、働きやすさにつながったということです。

🌸 なぜ今、注目されているの?

  • 働き方の選択肢が増えてきた
  • 見た目では分かりにくい困りごとが増えている
  • 「働き始めること」より「続けること」が大切にされている

そんな今だからこそ、
自分のペースを大切にできる働き方として
ワーキングバリアフリーが注目されています。

📝 まとめ

ワーキングバリアフリーは、
建物だけでなく、働き方や人との関わり方を、やさしく見直していく考え方です。

「がんばらなきゃ」ではなく、
「ここなら、無理せず働けそう」。

そう思える職場が増えていくことが、
ワーキングバリアフリーの目指すところです。

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