「A型事業所の利用を検討してはいるけど、続けていく自信がない」って人、結構いると思います。
私もこれが理由でなかなか利用開始に踏み切れませんでした。
そこで、この記事ではA型事業所でのお仕事を続けていくためのコツを、実際にA型事業所を利用している私が伝授したいと思います。
また、他の利用者さんにも少しお話を聞いたので参考にしてみてください。
自分にあった事業所を選ぶ
A型事業所に通い続けるために一番大事なのが、自分にあった事業所を選ぶことです。
福祉就労でも一般就労でも、自分にあった環境でなければ長く働き続けるのは難しいでしょう。
私が今の事業所に通い続ける事ができているのも、仕事内容や事業所の雰囲気が私に合っていたというのが大きいと思います。
せっかく入った事業所とのミスマッチを防ぐためにも見学と体験利用には必ず行き、その事業所で続けていけそうかをしっかり見極めましょう。
この時、仕事内容はもちろんですが、勤務時間、休日、交通アクセスなども確認するといいでしょう。
事業所の選び方については別の記事で詳しく解説していますので、ぜひそちらもご覧ください。
おすすめ記事:A型事業所の選び方!あなたの適性は?
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自分のペースを掴む
私は自分にあった仕事のペースを掴むことも仕事を続けていく上でとても大事だと思います。
「無理をし過ぎて鬱になってしまう人」というのは、これが苦手な人が多いのではないでしょうか?
というのも、私自身が良くも悪くも「力を抜く」ということがうまくできず、その結果鬱っぽくなってしまったことがあるからです。
しかし、ただ「力を抜け」と言われても、「それができたら苦労してない」というのが正直な所だと思います。
そこでおすすめなのが「自分ルール」です。これは私もやっている事なのですが、あらかじめ一日にこなす仕事の量を決めておき、「それ以上は絶対にやらない」というルールを自分に課してしまうのです。
こうすることで無理のし過ぎを防ぐとともに、「今日はここまでやった」という達成感を得ることができます。
仕事量の上限は「自分が少し余裕を持って達成できるライン」にしましょう。
最初は今まで通り全力投球で作業をしているので時間がかなり余ってしまうと思いますが、仕事のペースを調節していって時間がほとんど余らなくなった時が、「自分のペースを掴んだ」と言えるのではないでしょうか。
もちろん仕事の内容によっては私と全く同じようにはいかないと思います。
ですので、この「自分ルール」はあくまで一例として考えて、自分なりの頑張り過ぎない方法を探してみてください。
楽しみを見つける
誰だってどうせ毎日仕事をするなら楽しい方が良いですよね。
「仕事内容が自分にとても合っていて働くのが楽しくて仕方ない!」という状態になれれば一番いいのでしょうが、誰しもがそうなるとは限りません。
というか、きっとそんな人の方が稀です。
しかし、仕事そのものが楽しいとはならなくても、なんらかの楽しみがあれば日々の出勤も苦になりにくいはずです。
どんな楽しみがあるのか他の利用者さんにお話を聞いてみたところ、ポケモンGOをしながら通勤している方やお昼の外食を楽しみにされている方など、楽しみなことは様々あるようでした。
私は仕事そのものに楽しみを見出せている方だとは思いますが、それでも他の利用者さんや職員さんとお話しするのも楽しみの一つです。
別の記事でMSS浜松の近くでランチにおすすめのお店をいくつか紹介しています。
おすすめ記事:事業所周辺のおすすめランチ4選!!
リフレッシュ方法を持っておく
日々の仕事に楽しみを見出すのも大切ですが、毎日働いていると疲れてしまったりストレスが溜まってきてしまうこともあると思います。
疲れやストレスを放っておくと、何かのきっかけで動けなくなってしまうかもしれません。
そうなる前に体や心のリフレッシュをしましょう。
でも、急に「リフレッシュしろ!」と言われても、何をすればいいのかわからないですよね。
リフレッシュのやり方はシンプルで、とにかく自分の好きなことをしましょう。
私の場合は仕事終わりにカラオケに行ったり、家でゲームをしたり、水泳の社会人チームに入っているのでそこで泳いだりしてリフレッシュをしています。
他にもドライブをしたり、映画を見に行ったり、甘いものを食べたりなど、利用者さんごとにいろいろなリフレッシュ方法があるようです。
「でも自分には趣味とか好きなこととかもないし…」というあなたにも、最強のリフレッシュ方法があります。
それは、「とにかく寝る」ことです。
「え、そんなこと?」と思うかもしれませんが、これは皆さん口を揃えて言っていました。
結局、疲れた時には寝るに限るのかもしれませんね。
何かあったら職員に相談する
ここまでは自分1人でできることを紹介してきましたが、やはりそれだけでは限界があります。
もしあなたが抱えている問題が自分の手に余ることだと感じたら、遠慮なく職員に相談しましょう。
その問題が仕事のものであれプライベートなものであれ、ちゃんとお話を聞いて貰えるはずです。
確かに、相談することが悩みの解決に直結するとは限りません。
しかし、誰かに話すことで少しは気が楽になるはずです。
心の内をさらけ出すには勇気がいりますが、あなたがなんでも1人で抱え込むこともないのです。
事業所によってはピアサポーター(障がい者支援を仕事にしている障がい者)が配置されていることもあります。
身動きが取れなくなってしまう前に周りの人を頼りましょう。
ピアサポーターについては下記の記事で詳しく解説しています。
おすすめ記事:当事者同士だからこそできる「ピアカウンセリング」とは?
さいごに
いかがだったでしょうか?
一般就労でも福祉就労でも、せっかく働き始めるのなら少しでも長く続けたいですよね。
この記事があなたの不安を少しでも取り払えていたなら幸いです。
では、次回の記事でまたお会いしましょう!