この記事では、A型事業所を辞めたくなった時の退所までの流れや円満な辞め方について解説しています。
事業所を辞めたいけどなかなか言い出せない、どうすればいいのかわからないという人は参考にしてみてください。記事後半ではA型事業所の職員に話を聞いていますのでぜひ最後までご覧ください。
ちなみに、そもそも辞めたくならずに通い続けるコツについて書いた記事もあります。「このままだと辞めたくなってしまうかも…」という人はぜひそちらもご一読ください。
おすすめ記事:A型事業所に通い続けるコツ、教えます!
目次
退職までの流れ
では早速、退職までの流れを見ていきましょう。
退職までには大きく分けて3つのステップがあります。
辞めたい理由を整理する
まずは自分がどうして辞めたくなってしまったのかを一度整理してみましょう。
これをすることで、この後の事業所とのやりとりがスムーズに行きやすくなります。
さらに、仕事内容が合わなかったのなら「仕事内容のミスマッチがないように気を付ける」、人間関係がしんどかったのなら「人とのコミュニケーションが少なくて済む職場を選ぶ」など、新しくスタートを切る際に気を付けるべきことも見えてきます。
頭の中だけで考えるのではなく、紙に書き出してみると考えが整理しやすいですよ。
紙に書き出すことは感情のアウトプットにもなるので、心も少し軽くなるかもしれませんね。
辞めたい旨を職員に伝える
どうして辞めるのか、自分の中で考えがまとまったら事業所の職員に退職したい旨を伝えましょう。
この時に辞めさせてもらえなかったり、人格否定のようなことを言われるのではないか、というのが不安で、本当に苦しいのに辞めるに辞められない人は多いのではないでしょうか。
実際、政府からの補助金目当てで辞めさせてもらえなかったり、それでも辞めたいと食い下がると暴言を吐かれたりするケースもなくはないようです。
万が一そのようなケースに当たってしまった場合には労働基準監督署や総合労働相談コーナーに相談しましょう。
これらの機関は全国各地に配置されていますので、もしもの時はお近くの窓口から頼ってみてください。
とは言え、大半の事業所は福祉的な理念や方針を掲げて運営されているでしょうから、自分の感じているままを伝えれば大丈夫です。
ただし、A型事業所も会社ですので、遅くとも辞める1ヶ月前には伝えるのが望ましいでしょう。
退職の手続きをする
事業所との話が終わったら、後は退職届などの必要書類を提出して退職となります。
メジャーサポートサービス浜松での対応
メジャーサポートサービス浜松の職員さんに実際に辞める時はどのような対応になるのか、話を聞いてみました。
事業所によって対応は少しずつ違うとは思いますが、是非参考にしてみてください。
体調やメンタルの不調で辞める場合
出勤できない→お話をする→ご本人と出勤の調整をする→相談さんと現状の共有→それでも出勤できない→終了のお話、という流れになります。
1年以上様子を見た方もいますし、3か月くらいで退職になった方もいらっしゃいます。
仕事が合わなくて辞める場合
他のA型事業所を紹介するか、一般就労できそうな方には、求人の案内をしたり相談に乗ります。
次の事業所や繋がる場所が見つかれば、終了日は相談に応じます。
<A型事業所を辞めようか迷っている人へのメッセージ>
普段のモヤモヤは早めに相談して解決できることは解決していってほしいと思います。
その上でやめる判断をするのがいいのかと思いますが、どんなことで悩んでいるのかを支援員に伝えられないまま、辞める判断をするのはもったいない気がします。
会社の要素と福祉の要素があるA型事業所ですので、うまく使っていただき、今後に繋げていただきたいと思っています。
さいごに
仕事を辞めたり変えたりすることは決して悪いことではないと私は思っています。
あなたが今悩んでいるのは、それだけあなたが今まで頑張ってきた証です。
次の場所でまた頑張れるよう、今はゆっくり休んでください。
これから先、あなたがもっと輝けることを心から願っています。
では、次回の記事でまたお会いしましょう!