【静岡発】アートでつながる!障がいのある人たちの文化芸術を応援しよう

【静岡発】アートでつながる!障がいのある人たちの文化芸術を応援しよう お知らせ

障がいのある人が描くアートには、私たちが思いもよらない感性や視点が映し出されることがあります。その作品を見たとき、技術や言葉を超えた“なにか”が心に届く……。そんな経験はないでしょうか。

静岡県では、そうした表現を社会とつなぎ、誰もが自分らしく生きられる地域づくりに向けて、文化芸術の力を活用した取り組みが進められています。
この記事では、静岡県内で展開されている主な活動を詳しくご紹介します。

■ Findart(ふぁいんだー)

〜作品を「見つける」、つながりを「発見する」オンライン美術館〜

Findart(ふぁいんだー)」は、静岡県内で創作活動を行う障がいのある方々を紹介する公式のポータルサイトです。

◎ 特徴的なコンテンツ

  • ふぁいんだー美術館
    オンライン上の美術館で、数多くのアーティストの作品を閲覧できます。絵画、イラスト、立体作品などジャンルは多様。個々の作家ページにはプロフィールや制作の想いが掲載されており、アートを通じて“人”と出会うことができます。
  • まちじゅうアートプロジェクト
    障がいのある人々の作品を企業や病院、公共施設などに貸し出し、さまざまな場所に展示する取り組み。作品が空間の雰囲気を変え、来訪者に癒しや発見を提供すると同時に、作家にとっては社会とつながる貴重な経験となっています。
  • イベント情報・レポート
    展示会、ワークショップ、セミナーなど、県内の文化芸術関連イベント情報を集約。障がいのある人々の表現活動が“地域の文化”として根づいていく様子が伝わってきます。

◎ Findartの目的

Findartは「見つける場」として、多面的な役割を担っています

  • 障がいのある人が自分の興味や表現方法を見つける
  • 自らの作品を発信し、ファンや共感者と出会う
  • アートの魅力を地域や企業が発見し、活用の可能性を広げる

障がいのある人を支えるだけでなく、その人たちの“表現の力”を社会の資源として認識し、つながることがこのサイトの本質です。

■ みらーと(静岡県障害者文化芸術活動支援センター)

〜未来とアートをつなぐ、相談と実践の中核拠点〜

Findartと連携する形で運営されているのが、「みらーと(静岡県障害者文化芸術活動支援センター)」です。

◎ 支援の対象と範囲

  • 障がいのある当事者(作家・創作希望者)
  • 福祉事業所や支援者
  • 美術館、研究者、一般市民

◎ 活動内容

  • 創作支援:制作環境の整備、画材の相談、創作意欲のサポート
  • 展示・発表支援:展示会の企画運営サポート、作品の貸出管理
  • 権利保護支援:著作権や作品使用についての相談、ガイドラインの周知
  • 人材育成:福祉・文化関係者を対象とした研修、セミナーの開催

◎ 拠点一覧

  • 静岡市(五風来館4階)
  • 沼津市(沼津産業ビル1階「とも沼津店」)
  • 浜松市(静岡県浜松総合庁舎10階)

これらの拠点では、それぞれの地域性を活かしながら支援が行われ、文化芸術を通じた福祉のネットワークづくりが進んでいます。

■ アートコネクトしずおか

〜“誰かの心に届く一枚”を、社会との橋渡しに〜

NPO法人「アートコネクトしずおか」は、芸術と福祉、教育、医療をつなぐ中間支援団体です。

◎ 主な事業

  • ノアギャラリーの運営(静岡市中心街)
    障がいのある作家の作品展示を定期的に開催。作家の個展、グループ展、企業とのコラボ展示など多様な形でアートを社会へ発信。
  • 病院・福祉施設でのアート活動
    病気と闘う子どもたちの心を癒すために、病院での創作活動も積極的に支援しています。
  • 作品のレンタル・販売
    企業や団体に向けたアートレンタルサービスを提供し、アーティストの経済的自立や社会参画を後押し。
  • 研修・講演活動
    福祉職や企業向けに、「アートと福祉の可能性」を伝えるための講座も実施しています。

アートコネクトしずおかは、単なる支援団体ではなく、「共に生きる社会」の実現を目指して行動する実践的なネットワークの核となっています。

■ 私たちにできる応援のカタチ

アートの力を社会に活かすには、ひとり一人の“応援”が必要です。
難しく考える必要はありません。以下のような行動が、活動の持続可能性を支えます

  • 作品展やイベントに足を運ぶ
  • SNSで作品や取り組みを紹介する
  • 気に入った作品をレンタル・購入する
  • 作家や団体のファンになる・寄付する
  • 職場や学校でアートを活用する

それぞれの場所で、それぞれの方法で、アートとともに共生社会を育てていくことができます。

■ おわりに

障がいのある方々の表現は、決して“特別”ではありません。
私たちが見落としがちな視点、言葉にできない感情、純粋な生きる喜び──それを伝える“新しい言語”なのかもしれません。

静岡の各地で芽吹いているこの芸術文化の活動に、今こそもっと目を向けてみませんか?
それは、あなた自身の心を豊かにする出会いにもきっとつながるはずです。

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