浜松の技術!障がいをこえるヤマハ株式会社の「だれでもピアノ」とは?

浜松の技術!障がいをこえるヤマハ株式会社の「だれでもピアノ」とは? 特集記事

苦手だったり、身体の障がいや病気などで
片手でしかピアノを弾けないという方は
多くいらっしゃると思います。

でも「弾きたい」という想いを
支えるために、🎹ヤマハ株式会社
🎨東京藝術大学COI拠点
共同開発したのが、
自動伴奏機能のある
「だれでもピアノ®」
(ヤマハ株式会社の登録商標)です。

指1本でも、まるで両手で
演奏しているかのように
ピアノを奏でられる。

今回は、この画期的なバリアフリー技術と、
地元・浜松から生まれた
開発への想いをご紹介します。

🎹指1本でショパン!?「だれでもピアノ」の秘密

このピアノは「弾きたい」という
気持ちさえあれば、
障がいの有無に関係なく、
誰もがすぐに音楽の楽しさを
感じられる優しさがあります。

「だれでもピアノ」ってどんなピアノ?

一本指でメロディーを弾いても、
伴奏とペダルが自動で追従して、
ピアニストのように
華麗な演奏ができます。

また、無理にテンポに合わせる必要はなく、
次の音を弾くまで、
伴奏が待ってくれます。
自分が音楽を動かしている
という感動を味わうことができます。

🎞️「きらきら星」を「だれでもピアノ」で、
弾くと、こんな感じ!

🎹ひとりの高校生の夢から始まった奇跡

「だれでもピアノ」は、
1人の高校生の夢から生まれました

ヤマハ株式会社:🎹ピアノを奏でる喜びを全ての人に「だれでもピアノ®」が拓くインクルーシブな未来

「大好きな曲を弾きたい」という願い

生まれつき身体に不自由がある、
一人の高校生が、
「大好きな曲を、
自分の手で演奏したい」
という、
夢を持っていました。

その強い想いに動かされたのが、
東京藝術大学の先生たちでした。

東京藝大のアイデアとヤマハ株式会社の技術

「なんとか実現したい!」
そう考えた東京藝術大学は、
浜松に本社を置く、
ヤマハ株式会社に協力を求めました。

東京藝大が目指す、
「インクルーシブアーツ」は、
誰もが芸術を楽しめる、
社会をつくる取り組みです。
以前からその活動を、
技術面で支えていたヤマハ株式会社は、
長年培ってきた「自動演奏技術」を、
活用できると考えました。

こうして、東京藝大のアイデアと、
ヤマハ株式会社の技術が出会い、
新しい音楽体験が生まれました。

🎞️STI for SDGs」アワードチャンネル
「だれでもピアノ®」の奏でる夢

🎹高く評価されたヤマハ株式会社の「自動演奏技術」

「だれでもピアノ」には、
ヤマハ株式会社の凄い技術が
隠されています。

本物のピアノが演奏を支える

「だれでもピアノ」は、
ヤマハ株式会社の自動演奏ピアノである
「🎹Disklavier™(ディスクラビア)」と、
演奏追従技術の2つを用いています。

「Disklavier」は、
人間が弾いた繊細なタッチや
ペダルの動きを正確に記録・再生できる
アコースティックピアノです。

たとえば、右手で1本指で弾いた、
情報をもとに楽曲情報と照合して、
弾いたテンポに合わせて
左手パートの音を重ね、
さらにペダル駆動システムを制御して、
楽曲を奏でることができます。

🎞️「Disklavier」の自動演奏はこちら!

浜松の楽器製造ノウハウとAI技術の融合

ヤマハ株式会社の自動演奏ピアノ
「Disklavier」は1987年に登場し、
その後も改良を重ねながら
進化してきた技術です。

また、演奏の追従技術は
2000年代以降に発展し、
演奏のテンポや入力に合わせて
システムがリアルタイムに
反応する仕組みとして、
研究が進められてきました。

そして2015年から、
東京藝術大学との共同研究の中で
これらの技術が組み合わさり、
「だれでもピアノ」の実現へと
つながっていきました。

🎹 浜松から全国へ!広がっていく「だれでもピアノ」

全国でワークショップを実施

ヤマハ株式会社と東京藝術大学は、
障がいのある子どもたちを対象に
「だれでもピアノ」の、
ワークショップを、
全国で開催してきました。

実際の体験を通じて
改良を重ねながら、
活用の場を広げています。

写真:ヤマハ株式会社HPより
👉ピアノを奏でる喜びを全ての人に
「だれでもピアノ®」が拓くインクルーシブな未来

シニア向けレッスンと発表会開催

東京藝術大学COI拠点では、
シニア世代を対象にした
「だれでもピアノ」レッスンを実施。

全8回のレッスン後には、
成果を披露する発表会も
開催されています。

東京藝術大学COI拠点:🎹だれでもピアノを弾こう!シニアのレッスンシリーズ 2年目がスタート

「だれでも第九」コンサート

身体に障がいのある3人のピアニストが
「だれでもピアノ」を使い、
オーケストラや合唱団とともに
ベートーヴェンの「第九」を、
順番に演奏しました。

単なる体験会ではなく、
本格的なコンサートとして実現しています。

ヤマハ株式会社:🎹だれでも第九

🎞️「だれでも第九」の様子はこちら!
3人のピアニストが順番に、
演奏している様子がご覧いただけます。

🏆STI for SDGsアワード文部科学大臣賞を受賞

この「だれでもピアノ」は、
2021年、STI for SDGsアワードの
「文部科学大臣賞」
を受賞
しました。

科学の力で社会の課題を解決する、
素晴らしい取り組みとして、
「誰一人取り残さない未来をつくる」
という、優しい理念が、
高く評価されました。

STI for SDGsアワード:🎹「だれでもピアノ」の開発~障がい者から高齢者までへのユニバーサルな活用~

「STI for SDGs」アワードとは?
科学技術の力を使って社会の課題を解決し、
SDGs(持続可能な開発目標)の
達成を目指す、日本の素晴らしい
取り組みを表彰する制度。
主催は 🔗「JST(科学技術振興機構)」

🎹「だれでもピアノ」がアプリで体験できる!

ヤマハ株式会社のホームページでは、
「だれでもピアノ」の機能の
一部を体験できるアプリ
(ベータ版)を公開
しています。

「だれでもピアノ」アプリのベータ版を
インストールしたスマートフォンなどと、
ヤマハの電子楽器を、無線LANやUSB、
Bluetoothなどで接続することで、
実際の「だれでもピアノ」に近い演奏を、
楽しめるよう設計されています。
詳しくは以下のリンクをご参照ください。

ヤマハ株式会社:🎹「だれでもピアノ」アプリβ版とは

🎹【まとめ】まさに「音」を「楽しむ」技術

私自身、身体に障がいを抱えていますが、
日々楽器を演奏しています。
楽器を弾いているときは、
日々の慌ただしさや、
面倒な現実なども忘れ、
それに没頭することができる。
そして何より楽しいのです。

「音楽は(良い意味での)
『自己満足』から始まる」

とある人が言っていましたが、
私は、本当にその通りだなと思っていて、
まずは「自分が楽しい」と、
感じることが大切。
この「だれでもピアノ」は、
障がいがあっても、その楽しみたい
という思いを持った人の可能性を、
広げることができる
と感じました。

まずは「音」を「楽しむ」
今日も私は、楽器を思いのままに
楽しく弾きたいと思っています。


<関連記事> 「音楽」を仕事にできる
就労継続支援B型事業所もあります!。
ちょっと覗いてみませんか?

<参考記事>
・🎹ヤマハ株式会社
・🎨東京藝術大学COI拠点
・ヤマハ株式会社:🎹ピアノを奏でる喜びを全ての人に「だれでもピアノ®」が拓くインクルーシブな未来
・ヤマハ株式会社:🎹Disklavier™(ディスクラビア)
・東京藝術大学COI拠点:🎹だれでもピアノを弾こう!シニアのレッスンシリーズ 2年目がスタート
・ヤマハ株式会社:🎹だれでも第九
・STI for SDGsアワード:🎹「だれでもピアノ」の開発~障がい者から高齢者までへのユニバーサルな活用~
・🔗「JST(科学技術振興機構)」
・ヤマハ株式会社:🎹「だれでもピアノ」アプリβ版とは

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