就労継続支援A型事業所 株式会社メジャーサポートサービス 浜松事業所

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発達障害と周囲の理解

障害や難病に対して周囲の理解を得られないことってありますよね。

私自身も自分が障害の枠に入れられた時やその後の周囲への打ち明けに悩みました。一般就労が難しくA型事業所メジャーサポートサービスに通うことになった時もA型って何だろう?というレベルでした。そんな私もブログ担当になってから記事を書くのにあたり改めて調べて知ることが多かったです。

今回のお話は、あなたが理解を得られたいと思っている方と読んでほしいお話です。

世の中にはヘルプマークすらご存じない方もいらっしゃいます。私はまだ軽度ですが、それでも苦手なものが多く配慮していただきたい気持ちもあってヘルプマークの申請をするか悩みどころです。

さて、今回はそんな周囲の理解を得られるかどうかの不安についての話です。この就労継続支援事業所メジャーサポートサービスのブログを読んでいる、働くことについて考えている、ということは大人の方が多いと思います。ですので大人の障害の問題から書いていきますね。

よく聞くのが発達障害…ADHD(注意欠如・多動)つまり注意や集中力が欠ける・落ち着きがないこととASD(自閉症スペクトラム)、コミュニケーションが苦手・こだわりが強い人です。

  • ADHDで周囲の人が困るのは主に「仕事でミスが多い、約束を守れない、聞いた話を忘れる、余計なことを言う」
  • ASDで周囲の人が困るのは主に「チームプレーが出来ない、仕事のやり方を変えない、人の話を聞こうとしない、興味のないことには関心がない」

こうしたトラブルがあると、周囲の人はつい「なんで出来ないの?」「空気が読めないね」などと叱責してしまいます。しかしそう言われても発達障害の人は戸惑うばかりで、自分の特性に対して前向きになれなくなってしまいます。私も一般就労していた際にはよく言われて落ち込みました。なんで他の人のように出来ないんだろうと自分の不甲斐なさに泣きました。

そこで、周囲の人が知ってほしいのは「発達障害は生まれつきの特性であり、本人の努力ではなかなか変えられない」ということです。

そして、ADHDやASDの人は何が苦手でどう困っているのかをよく理解し、できるだけサポートをしてくださると助かるということです。

具体的には次のサポートです。

ADHDの人には、職場では「指示は文章にして伝える」「一度に多くのことを頼まない」「締め切りや約束には前もって声を掛ける」など。家庭では「スケジュールや持ち物を一緒に確認する」「過度に集中しないように見守る」等です。

ASDの人には、職場では「指示は曖昧にせず伝える」「指示を急に変更しない」「音や光に過敏な人には配慮する」など。家庭では「対人的なルールを伝えておく」「失礼な言葉を聞いたら指摘する」などです。

ADHDやASDの特性そのものは変化しませんが、こうしたサポートがあれば本人は仕事や家事がしやすくなり、周囲との関係もスムーズになっていきます。なお、発達障害の人が親子や夫婦などの関係にあると、強く衝突したり互いに疲れ切ったりしがちです。

私も身内には迷惑をかけています。現在の職場やご家庭で打ち明けられずに困ってらっしゃる方も多いと思います。家族だけでサポートできない場合は医療機関や行政機関に相談することや、過剰な負担にならないように少し距離を置いてみることも必要です。

今あなたが困っていること。これはあなたの特性です。決して悪いことではありません。

障害と聞くと悪いイメージを持たれがちですが、あなたは悪い人ですか?私が思う悪い人は故意に人を騙したり傷付けたりする人です。あなたはそういう人ですか?私も特性で困ったことが数多くあります。就労継続支援事業所に通う人々も困ったことが多くて事業所に通うことになりました。

あなたも困ったことがあったらご家族でなく、通院されている先生でも相談員さんでも構いません。少しお話をしてみませんか?それで気分が少しでも楽になるのなら良いのですが…。

単なる利用者の私達も同じ立場です。メジャーサポートサービスでは相談に乗ってくださる職員さんもいらっしゃいます。どなたでもかまいませんから、一人で抱え込まず、少しずつお話しできるようになるといいですね。あなたのお悩みが少しでも解消されますように。

Sでした。

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