2026年1月現在、障がいのある方が新幹線を利用する時は、乗車券は、障がい者割引の乗車券をみどりの窓口で買い、特急券はエクスプレス予約でe特急券を買う方法で、紙の乗車券と特急券を別々に買っている方も多いのではないでしょうか。
しかしついに、2026年1月28日、JR東海・JR西日本・JR九州が、2026年秋からEXサービスの一部を変更することで、e特急券を廃止し、特急券と障がい者割引適用の乗車券の一体型のサービスを開始することを発表しました。
Tetsudo.com:🔗東海道新幹線などの「EXサービス」商品改定 「e特急券」は廃止に
今回のブログでは、このサービス変更が、障がいのある方にとってどのように便利になるのか、どんなメリットがあるのかを、障がい者割引の部分のみ、わかりやすくお伝えします。
この記事の内容は、2026年1月29日時点でJRより発表されている内容に基づいて記載します。
・JR東海 他 三社:🔗ニュースリリース(PDF) – 「エクスプレス予約」「スマートEX」の商品改定について

🚝EXサービスとは?
EXサービスには、以下の2つがあります。
・「スマートEX」:会費無料。会員登録のみでアプリやネットから新幹線の座席予約可能。
・「エクスプレス予約」:年会費\1,100-(障がい者手帳がある方は会費無料)。アプリやネットから新幹線の座席予約可能。特急券の割引あり。e特急券(特急券の効力のみのきっぷ)の取り扱いあり。
※スマートEXでも「早特(早めの予約で割引になる切符)」はあります。
2026年1月現在、新幹線の切符を一番安く購入するには、エクスプレス予約でe特急券のみ予約、且つ、別途障がい者割引が適用された乗車券を購入する、という方法となり、e特急券は「エクスプレス予約」にしかない商品であるため、障がいのある方は、「エクスプレス予約」の会員となっている方が多くいます。
JR東海・西日本・九州:🔗スマートEX
JR東海・西日本・九州:🔗エクスプレス予約

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🚄2026年1月現在の、障がいのある方の新幹線利用時の負担
乗車券は有人の窓口で購入する必要がある
2026年1月現在、障がい者割引が適用された乗車券を買うには、みどりの窓口などのJRの有人切符購入窓口か、JTBなどで直接、紙の割引乗車券を買う以外に方法がありません。
有人窓口が縮小している今、窓口は長蛇の列となることが多く、窓口によっては立って並ばなければならないなど、障がいのある方にとって大きな負担になっています。
※近距離切符の障がい者割引は、自動券売機で子供料金で購入することで可能です。(有人改札で障がい者手帳と購入した切符の提示が必要。)

e特急券と乗車券の2枚を組み合わせる必要がある
前述の通り、2026年1月現在、新幹線の切符を一番安く購入するには、「エクスプレス予約」でe特急券のみ予約してのちに券売機などで発券し、且つ、別途障がい者割引が適用された乗車券を購入する、という方法のため、この「二度手間」の形は、これまで長く改善が叫ばれていました。
🚅2026年秋からのEXサービス変更の内容とは?
【超朗報!】障がい者割引に対応!
2026年の秋からは、「エクスプレス予約」及び「スマートEX」の会員を対象に、EXサービスで障がい者割引の乗車券も、ネットで購入できるようになる予定です。これにより、有人の切符購入窓口に並ぶ必要がなくなります。障がいのある方にとって、時間や体力の負担が大きく軽減される嬉しい変更です。

e特急券の取り扱いを廃止
「e特急券」は、2027年3月31日乗車分をもって発売終了が発表となっています。
新しいEXサービスでは、「e特急券」の廃止に先立って、障がい者割引適用の特急券と乗車券一体型のサービスを2026年秋以降に開始予定となっており、割引乗車券と特急券を一緒にネットで予約・購入できるようになります。
「e特急券」がなくなると、デメリットが生じる可能性も🤔
例えば、東京から静岡まで、普通電車でのんびり行こうと思い、東京から静岡までの普通乗車券はすでに購入済みだったところに、急な予定変更で、小田原から静岡まで新幹線に乗りたいと思った時、2026年現在では、特急券部分のみに効力がある「e特急券」を、EXサービスで追加して予約・購入すれば可能です。
このような場合、2026年秋からは、小田原→静岡の特急券だけを買い足したくても、従来のようにEXでオンラインで単独購入できなくなる、もしくは、手間がかかることになる可能性も指摘されています。
🚝2026年秋から新幹線で障がい者割引を利用する時、どうしたらいい?
EXサービスに加入していなかったら、加入しよう!
前述の通り、「エクスプレス予約」および「スマートEX」の会員に対し、障がい者割引適用の特急券と乗車券一体型の商品が提供される予定のため、どちらかの会員に登録しましょう。
なお、2026年1月時点で、「スマートEX」と比較し、「エクスプレス予約」の方が割引があり、障がい者手帳を所持している方は、「エクスプレス予約」の会費も無料であるため、2026年1月時点では「エクスプレス予約」の会員となった方が良い可能性が高いです。
エクスプレス予約の入会はこちら:🔗エクスプレス・カードに入会して利用する
障がい者手帳の確認は「マイナポータルと障害者手帳」の紐づけが必須になる
2026年1月時点ではあくまで予定となっていますが、これまで乗車券の購入時に窓口で確認していた障がい者手帳の確認は、マイナポータルに登録されている情報を使って確認することになる予定です。
そのため、新しいEXサービスでの障がい者割引での切符の購入は、先にマイナンバーと障がい者手帳の情報を紐づけて登録しておく必要があります。

【重要!】精神障がい者保健福祉手帳の方への対応
2026年1月28日にJR東海などから発表された、今回のEXサービス刷新についての情報の記述では、「身体障がい者手帳と療育手帳の交付を受けている方」となっており、精神障がい者保健福祉手帳を所持している方への対応が記載されていません。
2026年1月現在、JRの障がい者割引は、精神障がい者保健福祉手帳を所持されている方にも適用されていますが、新しいEXサービスでの障がい者割引での切符の購入が、精神障がい者保健福祉手帳を所持されている方も可能かの発表がされていないため、精神障がい者保健福祉手帳を所持されている方は、今後、JRからの発表を注視したほうが良いでしょう。
JR東海 他 三社:🔗ニュースリリース(PDF) – 「エクスプレス予約」「スマートEX」の商品改定について
🚅【まとめ】障がいのある方も少しずつ便利に
私は足が不自由で、主治医がいる病院が遠方であるため、定期的に新幹線で通院しています。そのため障がい者割引での乗車券の購入が必要になることが多いのですが、外国人観光客の増加や、みどりの窓口が縮小傾向にあるなどで、駅の有人切符購入窓口は混雑し、その列に長時間並ぶことに、毎回かなり苦労し、改善を心待ちにしていました。
今回の新しいEXサービスでの、障がい者割引での購入が可能となる点については、本当にありがたいです。
しかし、2026年1月28日のJR公式の告知文書に、精神障がい福祉手帳をお持ちの方への記述がないことに疑問を持ち、早く障害のある方みんなが安心できる告知がされることを祈っています。
みなさんの新幹線の旅が、素敵なものになりますように。

<関連記事> 新幹線の障がい者割引については、以下の記事も参考にしてみては?
<参考記事>
・Tetsudo.com:🔗東海道新幹線などの「EXサービス」商品改定 「e特急券」は廃止に
・JR東海 他 三社:🔗ニュースリリース(PDF) – 「エクスプレス予約」「スマートEX」の商品改定について
・JR東海・西日本・九州:🔗スマートEX
・JR東海・西日本・九州:🔗エクスプレス予約
・エクスプレス予約の入会はこちら:🔗エクスプレス・カードに入会して利用する



