こんにちは。
A型事業所に通い、在宅で働くKです。
日々、自分の体調や心の状態と向き合いながら、自分のペースで仕事を続けています。
さて、7月・8月の夏本番は日本の企業にとって「人が動きやすい季節」と言われています。ボーナスを受け取った後の退職者の増加や人事異動、組織変更、そして転職市場の活発化が特徴です。
このような社会全体の変化は、私たちA型事業所の利用者にとっても、心がざわつきやすい時期となります。「今のままでいいのか」と不安になることも少なくありません。ここでは、夏に見られる社会の動き、利用者が感じやすい心の揺れ、そして退職や休職時の社会保険の取り扱いについて、詳しくまとめてみました。
なぜ夏は「人が動く季節」なのか?
7月〜8月は、一般の会社で以下の理由から人の動きが活発になります。
- ボーナス(賞与)を受け取った後に退職する人が多い
- 10月以降の下半期に向けた企業の準備が始まる
- 組織改編や人事異動が集中する
- 秋採用に向けた求人が増える
こうした動きは主に一般企業の話ですが、私たちA型事業所の利用者も周囲の変化に影響されて気持ちが不安定になりやすい時期です。
実際、私が通う事業所でも、夏に職員さんが退職・異動したりと、人の動きを感じることが多いです。
利用者としては「自分には関係ない話」と思いがちですが、身近なスタッフが変わることで環境の変化を強く感じ、不安に繋がることもあります。
夏は「自分と向き合うタイミング」でもある
「人が動きやすい」は、職員さんだけでなく、私たち利用者も同じです。利用者の中には、夏になると次のような声が聞かれます。
- 「体調が安定しない」
- 「今の作業が少ししんどい」
- 「周りの人が通所を減らしているので、自分もそうすべきか迷う」
暑さや気圧の変化で体調が乱れやすく、お盆休み明けの生活リズムの乱れもこれに影響します。また、賞与の時期は自分には関係なくても「自分だけ置いてけぼりにされている気分」になることも。
実際、A型事業所の利用者に賞与が支給されることはほとんどなく、昇給があってもわずかなことが多いです。そのため、他人の収入の話を聞くと落ち込みやすい時期でもあります。
退職や休職を考えたときの社会保険の支払いについて
実は、私たち利用者が退職や休職を考えるときに最も不安になるのが、「社会保険料」や「手続き」の問題です。
そんなとき、事業所のスタッフがまとめてくれた関連記事がとても参考になりましたのでご紹介致します。
A型事業所の利用者でも、雇用保険や健康保険に加入している場合があり、退職や休職に伴う手続きや支払いの仕組みを知っておくことは心の負担を減らすことにつながります。
「制度を知ること」は、不安を軽くする第一歩です。そして「相談すること」は、自分を守る大切な行動でもあります。
おわりに:変化の季節だからこそ、自分のペースを守ろう
夏は外の環境の変化が多く、気持ちが揺れやすい時期です。しかし、A型事業所は「自分のリズムを大事にできる場所」です。
この時期に特に意識したいことは、
- 焦らないこと
- 他人と比べないこと
- 相談する勇気を持つこと
職員さんが変わっても、あなたのことを気にかけてくれる人は必ずいます。心がざわざわするときこそ、「今できること」に目を向けてみてくださいね。
夏は「動く人が多い季節」。でも私たちは「無理に動かなくていい側」にいるのかもしれません。
大切なのは、休みながらも自分の生活をつなげていくこと。焦らず、自分のペースを守っていきましょう。
私もまだ道の途中です。共にゆっくりでも前に進んでいけたら嬉しいです。
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