【知ってた?】浜松市は障がい者歯科医療の先進地!スゴすぎる「障がい者歯科保健医療システム」の秘密

【知ってた?】浜松市は障がい者歯科医療の先進地!スゴすぎる「障がい者歯科保健医療システム」の秘密 制度について

健康な方でも苦手な人が多い歯科治療。特に障がいを抱える方にとって、とても大きなハードルです。

実は、障がいがある方の歯科治療は全国的に大きな課題になっています。受け入れてもらえる病院が見つからなかったり、病院をたらい回しにされることも。

そんな中、私たちの住む静岡県浜松市が、実は全国でもいち早く、障がい者歯科治療の強力なシステムを築いている「障がい者歯科医療の先進地」であるのをご存じでしょうか?

今回は、健常者の方にちょっと見えにくい「障がい者歯科医療」の基本から、浜松市が誇るスゴすぎる障がい者の歯科医療システムについてご紹介します。

🦷そもそも「障がい者歯科医療」ってなに?

「障がい者歯科医療」とは、障がいや病気のために、診療台に座ることや口を開けるのが難しい人などを支えるための、特別な歯科医療を指します。

なぜ障がいがあると歯医者さんに行きにくいの?

主には以下のような理由で、一般的な歯科医院では安全な治療が難しいケースがあります。

知的・発達障がいの場合: 初めての場所、ライトの光、機械の「キーン」という音や器具の感触にパニックになることがある。
身体障がいの場合: 車椅子から診療台への移動が難しかったり、治療中に体が勝手に動いて口の中を傷つけたりするリスクがある。

治療にはどんな工夫や専門知識が必要なの?

治療にあたっては、まずは「歯医者さんの雰囲気に慣れる」というトレーニング(行動変容療法)からはじめます。

診療台に座るのが難しい場合は、横になったまま診療したり、不安を取り除くため、治療の流れをイラストなどで見せてわかりやくすしたりします。また必要な場合は、麻酔科と連携して「静脈内鎮静法(うとうと眠ったような状態にする方法)」を使って治療を行うこともあります。

つまり、高度な医学的知識と、一人ひとりに寄り添う特別なスキルが必要なのです。

霜降こどもおとな歯科:🔗行動変容療法と小児歯科

🦷たらい回しを解消!「浜松市障がい者歯科保健医療システム」

障がい者の歯科治療は、対応できる病院が少ないため、「近くの歯科医院で断られ、別の病院を紹介されたけれど、また次を紹介された……」という”たらい回し”が起きやすいのが現状です。

しかし、浜松市はこの問題を画期的な「浜松市障がい者歯科保健医療システム」で解決しています。

「浜松市障がい者歯科保健医療システム」とは?

浜松市には、障がいのある方がなるべく身近な医院で安心して適切な治療を受けられるよう、市と歯科医師会・障がい者歯科協力歯科医院を中心に治療を進める、独自の「浜松市障がい者歯科保健医療システム」があります。

このシステムで、障がいのある方も症状に合わせて、適切な施設で歯科治療を受けることができます。また、この仕組みがあるおかげで、症状が悪化する前にスムーズに適切な治療を受けられ、心身の負担を最小限に抑えることもできます。

  • 1次医療(地域のかかりつけ医・障がい者歯科協力歯科医院): 定期検診や、比較的落ち着いて治療できる方の対応。
  • 2次医療(口腔保健医療センター(歯の健康センター)): 一般の歯科では対応が難しい方の治療 (全身麻酔での治療は行っていません)。
  • 3次医療(浜松医療センターなど): 全身麻酔が必要な手術など、高度な医療。

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<💡これから歯科受診を考える方へ>
障がいがあり、かかりつけ医がない場合は、「障がい者歯科協力歯科医院」を受診することをおすすめします
。浜松市内の障がい者歯科協力歯科医院は、浜松市歯科医師会の🔗障がい者歯科協力歯科医院検索のページで検索できます。

浜松市:🔗歯科診療を行なっています(障がいのある方向け)

中心的な役割を果たす「浜松市口腔保健医療センター」

このシステムの中核(2次医療)を担っているのが、中央区鴨江にある「🔗浜松市口腔保健医療センター(歯の健康センター)」です。ここは、障がい者歯科のプロフェッショナルが集まる専門施設

「浜松市口腔保健医療センター」がオープンしたのが約40年ほど前。当時から「平日は障がい者歯科の専門診療、休日は急患対応」という全国的にも珍しいスタイルでスタート。浜松市では、約40年前から障がい者歯科医療の土台が作られていました。

浜松市立中央図書館/浜松市文化遺産デジタルアーカイブ:🔗口腔保健医療センターの業務

🦷「中途障がい者歯科診療協力医院システム」もある!

浜松には、病気やケガなど、後天的な理由でこれまでの生活が少し不自由になり、移動や治療に配慮が必要となった方のための「中途障がい者歯科診療協力医院」もあります。

これは、誰もが安心して受診できるよう、浜松市歯科医師会によって作られたシステムです。

この場合も、治療内容によっては、浜松市口腔保健医療センターや、浜松医療センターと連携するため、身体障がいの方にとっても安心なシステムです!

一般社団法人 浜松市歯科医師会:🔗中途障がい者歯科診療
一般社団法人 浜松市歯科医師会:🔗中途障がい者協力歯科医院検索

🦷なぜ浜松は障がい者歯科治療の「先進地」と言われているの?

仕組みがあっても、そこで働く「人(ドクターやスタッフ)」がいなければ医療は成り立ちません。浜松市が先進地と呼ばれる本当の理由、「人材のプロフェッショナルぶり」にも、ちゅうも~く!☝️

浜松市には「障がい者歯科認定医」がたくさんいる!

公益社団法人🔗日本障害者歯科学会が認める「認定医」や「専門医」は、非常に専門性が高く、全国的にも貴重な存在です。

「認定医」や「専門医」は静岡県全体で13件ほどですが、その6件が浜松市に存在(日本障害者歯科学会より)し、浜松市は認定医・専門医の資格を持つ歯科医師が多い街なのです。

また、「認定医」や「専門医」でなくても、障がいを持つ患者さんを地域で支えようと、研修を受けてシステムに登録している🔗障がい者協力歯科医院が市内に多数あります。

街の身近に専門知識を持っている歯医者さんが多いことは、障がいのある方やそのご家族にとっても心強いですね。

<💡浜松市内の🔗日本障害者歯科学会が認める認定医・専門医
・🔗渋谷デンタルオフィス (中央区市野町)
・🔗あい歯科クリニック (中央区富塚町)
・社会福祉法人🔗 天竜厚生会診療所 (天竜区渡ケ島)
・🔗聖隷浜松病院歯科 (中央区住吉)
・🔗浜松市口腔保健医療センター (中央区鴨江)
・🔗浜松医療センター (中央区富塚町)

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全国的にも先進的なモデル!

これまでのご案内のとおり、浜松市では協力歯科医が多いことや、一次医療⇔二次医療⇔三次医療へのバトンタッチや連携がスムーズに機能しているため、「浜松市障がい者歯科保健医療システム」は、全国的にも先進的なモデルとして注目されています。

🦷【まとめ】心強い!浜松の障がい者歯科医療の仕組み

障がいのある方が、歯医者さんを探すことが大変だという現状は、普段、健康に過ごしているとなかなか気づく機会がないかもしれません。

実は私の周りにも、障がいがあることで、対応してくれる歯医者さんを探すのに苦労されている方がいます。その方は、いつも特別支援学校や施設などで情報を集めているとおっしゃっていました。

その方は浜松市外にお住まいなので、今回の浜松のシステムをそのまま使うことはできないと思いますが、もしかしたらお住まいの地域に、障がい者協力歯科医院がある可能性があります。

浜松市が取り組んでいる「障がい者歯科保健医療システム」は、本当に画期的で、障がいのある方やご家族にとって心強い仕組みです。このシステムがあるということが知れ渡り、もっと全国に広がっていったらいいなと心から願っています。


<関連記事> 浜松市の「心の不調」を救う窓口については、こちらを参照してみてください。

<参考記事>
・霜降こどもおとな歯科:🔗行動変容療法と小児歯科
・浜松市歯科医師会:🔗障がい者歯科協力歯科医院検索
・浜松市:🔗歯科診療を行なっています(障がいのある方向け)
・浜松市:🔗浜松市口腔保健医療センター
・浜松市立中央図書館/浜松市文化遺産デジタルアーカイブ:🔗口腔保健医療センターの業務
・公益社団法人🔗日本障害者歯科学会
・🔗渋谷デンタルオフィス 
・🔗あい歯科クリニック 
・社会福祉法人:🔗 天竜厚生会診療所 
・社会福祉法人 聖隷浜松事業団🔗聖隷浜松病院歯科 
・一般社団法人 浜松市歯科医師会:🔗障がい者協力歯科医院 
・一般社団法人 浜松市歯科医師会:🔗中途障がい者歯科診療
・一般社団法人 浜松市歯科医師会:🔗中途障がい者協力歯科医院検索

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