就労継続支援A型事業所 株式会社メジャーサポートサービス 浜松事業所

障がいを持つ家族との関わり方は?

 障がい者本人と周囲の人(特に家族やパートナー)との関係性はとても大事なことです。

ご家族やパートナーが障がいを抱えていると、どう接したらいいのかわからずに適切なサポートができなかったり、障がいが原因で関係に亀裂が入ってしまうこともあるかと思います。

私自身、家族から理解されなかったり否定されたりして悲しくなることや、家族に迷惑ばかりかける自分に対する自己嫌悪で苦しむことがたくさんあります。

そこでこの記事では、障がいを持つ家族やパートナーとの関わり方について、私(当事者)目線の考えを書いていこうと思います。

正しい知識をつける

 あなたはご家族が抱えている障がいについて、どれだけ知っているでしょうか?

どんな障がいを抱えているのかだけでなく、障がいの程度によってもできることとできないことが全く違います。

ですから、まずは障がいについてよく調べて、正しい知識をつけて欲しいと思います。

それが本人のことを理解する第一歩になるはずです。

「普通」を求めない

 「健常者にはできるのに障がい者にはできないこと」は確かに存在します。

もしかしたら「そんなのは甘えだ。」とか、「障がいを言い訳にするな。」と思ってしまうこともあるかもしれません。

特に精神障がいの場合は見た目上は問題がないためにその傾向が強いように感じますが、甘えだとか言い訳だとかいうことは本人だってそう思っています。

それでも、私も当事者としてとても悔しいのですが、普通の人と同じようにはできないのです。

身内が「普通じゃない」のはかわいそうかもしれないし、恥ずかしいかもしれません。

それでもどうか、ご家族の「できない」を認めてあげてください。

障がい者本人にとって一番つらいのは、「できない」ことそのものよりも、「普通」を求められることだと思います。

しかし、「できないを認める」とは「障がいを持っているから仕方ない」とあきらめることではありません。

もちろん、「できない」ことを責めることは絶対にしてはいけませんが、あきらめて放っておくというのとも違います。

じゃあどうするかというと、「どこまでできたのか」に目を向けるようにしましょう。

たとえあなた(普通)の基準からしたら全然ダメでも、本人にとっては全力を尽くした結果です。

「これくらいできて当然」などとは思わずに、ちゃんと評価してあげましょう。

注意点として、これはあくまでも「本人基準」での評価でなければいけません。

そのためにもやはり、「なにができなくてどこまでできるのか」を把握しておくことが大切です。

これは、お互いのストレスを大きく減らすことにもつながります。

「頼られたら」しっかり向き合う

 ご家族のことを心配するあまりなんでも助けてあげたくなってしまうのはわかりますが、基本は見守ることに徹しましょう。

周りの人がなんでもやってしまうと、障がい者本人の成長や成功体験の機会を奪いかねません。

本当に困った時にはちゃんと助けを求めるはずですから、そのサインを見逃さければそれで十分です。

ただし、助けを求めてきた時にはしっかり向き合うようにしましょう。

本人も様々な葛藤を乗り越えて藁にも縋る思いで助けを求めてきているのだと思います。

ここでしっかり向き合うことができなければ、心を閉ざして誰にも頼れなくなってしまうかもしれません。

この時のポイントは

  • 急かさない
  • 否定から入らない
  • 正論をぶつけない

の3つです。

話は最後まで聞き、まずは共感してあげる事が大切です。

また、むやみに正論をぶつけるのもやめましょう。

というのも、「一般的には何が正しいのか」は本人もわかっていることが多いからです。

「わかってるけど、それができないから苦しい」のに、結局正論をぶつけられては悩みが解決するどころか余計につらくなるだけです。

家族の中だけで抱え込まない

 障がい者本人と一緒にいる時間が一番長いとはいえ、家族ができることにも限界があります。

医療機関や障害福祉サービスは積極的に利用するようにしましょう。

過去の記事でいくつかの障害福祉サービスについて解説していますので、ぜひご活用ください。

おすすめ記事①:A型事業所の仕組みとは?

おすすめ記事②:A型事業所勤務でも障害年金は貰えるの?

おすすめ記事③:当事者同士だからこそできる「ピアカウンセリング」とは?

さいごに

いかがだったでしょうか?

私は家族が自分のことを気にかけてくれていることにはとても感謝していますし、沢山迷惑をかけてしまっている事は申し訳なく思っています。

しかし、一番つらいのも、障害を抱えて生きるのも私(障がい者本人)です。

この記事が障害を抱えるご家族との関わり方について考えるきっかけになったのならうれしいです。

お互いにとって心地いい距離感で、健やかな家族関係を築いていけたらいいですね!

では、次回の記事でまたお会いしましょう!

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