今回は統合失調症のお話です。
統合失調は考えや気持ちがまとまらなくなる状態が続く精神疾患で、その原因は脳の機能にあるといわれています。約100人に1人がかかると言われており、決して特殊な病気ではありません。思春期から40歳くらいまでに発病しやすい病気です。薬や精神科のリハビリテーションなどの治療によって回復することが出来ます。
発症の要因は?
統合失調症の原因はまだはっきりと分かっていませんが、脳内で情報を伝える神経の伝達物質のバランスが大きく崩れることが関係しているのではないかといわれています。また、大きなストレスなどがかかることなども関係があるようです。遺伝子も関与しているといわれていますが、単純に遺伝子だけの問題ではなく、さまざまな要因が関与していると考えられます。
統合失調症で仕事がつらいと思う場面は?
仕事で疲れやすい
統合失調症の方の仕事での困りごととして仕事で疲れやすいことが挙げられます。統合失調症の症状によって目の前にある仕事に集中することが難しくなったり、多くの情報が入ると混乱しやすくなったりする場合があります。発症前と比べて仕事でうまくいかないことが多くなり、その分疲れやすくなると考えられます。
また、統合失調症には心身ともに疲れ切っていたところから症状が治まってくると、なんとなく気怠い、活発になれない時期がやってくることがあります。そうすると疲れやすさや眠気や集中力、意欲の低下などがみられます。この時期に仕事をしていると、以前と同じ業務でも疲れを感じやすくなります。
仕事をする気力がわかない
統合失調症の方から「働く気力がわかない」というなやみがあるようです。これは統合失調症の症状によって意欲が低下したり周囲に関心がなくなったりするため働く気力がわきづらくなり仕事に影響が出るためだと考えられます。このような場合、周りからはなかなか理解が得られにくく困りごととして感じる方もいると思います。
仕事がうまくいかないことが続くと「働かないほうが良いのでは?」「職場に迷惑なのかもしれない」と 、つらい思いを抱く方もいるかもしれません。しかしこれは決して本人のしかしこれは決して本人の努力不足や甘えではなく、統合失調症の病状によるもので症状のコントロールを図る必要がある状態だといえます。 焦らず治療を進められるように業務量を軽減したり給食したりすることも視野に入れて周りの人に相談してみましょう。
大切なのはあなたのこころとからだです。
統合失調症の方で働いている人の割合
統合失調症の症状により仕事に困難さが生じても、適切な治療を受け、周囲のサポートを得ることで、実際に統合失調症の症状とうまく付き合いながら働いている方も多くいます。 統合失調症の方が働いている割合について直接調査した公的なデータはありませんが、参考となるデータを紹介します。
全国で障害のある方が働いている人は61万3958人で、そのうち、統合失調症を含む精神障害のある方は10万9764人という調査があります。また別の調査で、働く精神障害のある方は推計20万人といわれており、そのうち統合失調症は31.2%の割合で、推計約6万人前後の人が働いていると考えられます。
先程も書きましたが、つらいと感じたらお休みになってくださいね。そしてあなたの身の回りにいる方や医師に相談してみてください。大切なのはあなたのこころとからだです。就労継続支援事業所は就労を継続して行うことを支援しています
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