うつ病で休職中に感じる不安は、経済的なもの、再発への不安など様々です。しかし、一人で抱え込まず、周りの人に相談したり、制度・サービスを上手に活用することで、不安を解消し、社会復帰への道を歩みやすくなります。
目次
制度・サービスの種類
うつ病休職者向けの支援制度・サービスは、大きく分けて以下の4種類があります。
経済支援制度
- 傷病手当金：傷病手当金は、健康保険に加入している方が病気やケガで休業した場合に、会社から十分な給与が支払われない場合に支給される手当金です。休業開始後4日目から支給され、最長1年6ヶ月まで受給することができます。
- 障害年金：障害年金は、病気やケガによって日常生活や就労に支障がある方が、生活を維持するために必要な最低限度 の生活費を保障する制度です。国民年金または厚生年金に加入している方が対象となります。 https://hama.majorss.jp/wp-admin/post.php?post=9168&action=edit
- 生活保護：生活保護は、困窮している方が最低限度の生活を維持するために必要な生活費を支給する制度です。病気やケガ、失業などによって生活に困っている方が対象となります。
医療支援制度
- 自立支援医療制度：心身の障害がある方が、必要な医療を受けられるよう、医療費の自己負担額を軽減する制度で、自己負担額は、1割に軽減され所得等に応じて、自己負担上限額が設けられています。
- 精神科医療等に関する情報提供：精神科医療等に関する情報提供は、精神疾患や精神障害を抱える人々が、必要な支援を受けられるように、社会全体の理解を深めるために重要な役割を果たします。
就労支援制度
- 職業リハビリテーション：職業リハビリテーションとは、障害や難病のある方が、社会や職場で自立した生活を送れる よう、必要な知識や技能を訓練したり、就労するための支援を行ったりする制度です。
- ジョブコーチ制度：ジョブコーチ制度とはジョブコーチ制度は、障害のある方が企業に就職し、定着できるよう、職場 で必要な支援を行う制度です。
- 就労移行支援事業所：障害や難病のある方が一般企業への就職を目指して必要な知識や技能を訓練したり、就職活動のサポートを行ったりする通所型の福祉施設です。
- ハローワーク：うつ病などの精神疾患を抱えている方の就職活動を支援する専門の相談員がいます。症状や不安なことを早めに相談することで、自分に合った求人を紹介してもらったり、就職活動のアドバイスをもらったりすることができます。
カウンセリング・相談
- 精神科医療機関
- 精神保健福祉センター
- 民間カウンセリング機関
- 電話相談
制度・サービスの利用方法
各制度・サービスの利用方法は、それぞれ異なります。詳しくは、各制度・サービスの窓口に問い合わせてください。
制度・サービスの窓口
- 経済支援制度：健康保険証に記載されている管轄の全国健康保険協会、市区町村役場・年金事務所・街角の年金相談セ ンター
- 医療支援制度：市区町村の障害福祉課、保健福祉課、医療機関
- 就労支援制度：各市町村の障害者総合支援センター、職業安定所
- カウンセリング・相談：精神科医療機関、精神保健福祉センター、民間カウンセリング機関、電話相談窓口
- 生活支援：各市町村の役場、社会福祉協議会
- その他：各サービス提供機関
民間で運営されているうつ病に関するサイトやアプリ
うつ病に関する情報提供、症状の記録、認知行動療法の実践、オンライン相談など、様々な機能を提供しているサイトやアプリがあります。
代表的なサイト・アプリ
- サイト
- こころの健康情報サイト：https://www.mhlw.go.jp/bunya/shougaihoken/health_link/index.html
- うつ病克服ナビ：https://utu-yobo.com/
- みんなのうつ病体験記 – みんうつ：https://www.youtube.com/hashtag/%E3%81%86%E3%81%A4%E7%97%85
- うつ病患者家族のための情報サイト「家族のきもち」：https://www.smilenavigator.jp/utsu/family/familiar/
- 一般社団法人 こころの健康づくり推進機構：https://www.ncnp.go.jp/topics/2022/20221031p.html
- アプリ
- Awarefy：https://www.awarefy.com/app/en
- 心の天気：https://apps.apple.com/us/app/weather/id1069513131
- うつレコーダー：https://play.google.com/store/apps/details?id=com.google.android.googlequicksearchbox&hl=en
- こころのケアノート：https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.or.sotozen_net.kokorono_note&hl=ja
- こころの産声：https://play.google.com/store/movies/details/%E3%81%93%E3%81%93%E3%82%8D?id=wFlmLXSSi2A&hl=en_US
民間サイト・アプリを選ぶ際の注意点
- 情報源の信頼性
- 情報の正確性
- プライバシーの保護
- 機能性
- 使いやすさ
まとめ
うつ病は、適切な治療とセルフケアによって十分に克服することができます。民間で運営されているサイトやアプリも、上手に活用することで、うつ病の克服に役立てることができます。
ただし、あくまでも補助的なツールとして利用し、医療機関の診断・治療をないがしろにすることは避けてください。
その他の情報
- 厚生労働省：https://www.mhlw.go.jp/index.html
- 精神保健福祉センター：https://www.mhlw.go.jp/index.html
- 全国精神障害者福祉相談センター：https://www.mhlw.go.jp/index.html
- 鬱病サイト：https://www.mhlw.go.jp/index.html
うつ病休職中は、一人で悩まず、周りの人に相談したり、制度・サービスを上手に活用することが大切です。
ソース
