この記事では、統合失調症について、
- どんな症状があるの?
- 治療法は?
の2点をわかりやすく解説します。
ぜひ病気の理解にお役立てください。
目次
統合失調症とは?
統合失調症は、思考の混乱・幻覚や幻聴・異常行動などの症状が複合的に表れる精神疾患です。
これらの症状は大まかに、陽性症状・陰性症状・認知機能障害の3つにわけられます。
陽性症状
- 妄想
実際には起こっていない事を強く確信します。 - 幻覚
周囲に誰もいないのに自分を攻撃・非難するような声が聞こえてきたり、そこにはないものが見えたりします。 - 思考障害
思考が混乱し、まとまりや一貫性がなくなります。

陰性症状
- 感情鈍麻
表情の変化や身振り手振りなどが減り、感情表現をしなくなります。
- 思考と発話の貧困
一度の発話での言葉数が極端に少なくなり、複雑な思考や言い回しができなくなります。 - 無気力
以前から続けていたことでも楽しみを感じられなくなり、意欲を失ってしまいます。 - 自閉
自分の世界に閉じこもり、他社とのコミュニケーションを拒絶するようになります。

認知機能障害
- 記憶力の低下
物事を覚えるのに時間がかかるようになります。 - 注意力・集中力の低下
注意力が散漫になり1つのことに集中できなくなったり、集中力の低下から本や映画の話の本筋を理解できなくなったりします。
他にも、判断力・計画能力・整理能力・問題解決能力などに問題が生じる場合もあります。

統合失調症の経過
統合失調症の経過は4つの病期にわかれていて、それぞれ表れる症状が異なります。

前兆期
発症の兆候が見られる時期です。
主な症状は不眠・聴覚過敏・焦燥感などです。
急性期
妄想や幻覚など、陽性症状が表れます。
急性期は1〜数ヶ月間続きます。
休息期
感情鈍麻・無気力など、陰性症状が目立つ時期です。
休息期は数ヶ月続きますが、この時期のストレスやちょっとした刺激が原因で、急性期に逆戻りしてしまうことがあります。
規則正しい生活をおくることや、とにかく無理をしないことが大切です。
回復期
徐々に症状が落ち着き、無気力状態からも回復してきます。
治療段階も投薬がメインのものからリハビリテーションを取り入れたものに移行していきます。
ここからは数ヶ月~数年単位の治療となるので、焦らずゆとりを持って治療を受けるようにしましょう。
ただし、この時期には記憶力や集中力の低下など、認知機能障害の症状が表れることがあります。
統合失調症の治療法
統合失調症の治療は薬物療法と精神療法の2種類を組み合わせて行われます。
薬物療法
薬物の投与によって治療を試みます。
統合失調症の治療には、主に抗精神病薬が用いられます。
また、必要に応じて抗不安薬・抗うつ薬・睡眠薬なども併せて使われます。

精神療法
症状の緩和よりも患者本人・家族・医師の協力関係の構築に比重を置いた治療法です。
例えば、心理教育を通して病気の正しい知識を身につけることで、症状やストレスへの適切な対処や薬の正しい服用を促します。

参考サイト
統合失調症 – 10. 心の健康問題 – MSDマニュアル家庭版
統合失調症とは – 原因、症状、治療方法などの解説 | すまいるナビゲーター | 大塚製薬
まとめ
- 統合失調症の症状は、主に陽性症状・陰性症状・認知機能障害の3つにわけられる。
- 統合症状の経過には、前兆期・急性期・休息期・回復期の4つの病期がある。
- 統合失調症の治療法は主に薬物療法と精神療法の2つである。
いかがだったでしょうか?
統合失調症は様々な症状が代わる代わる表れる複雑な病気です。
症状自体が辛いのもそうですが、社会性も損なわれてしまうのがなによりも大変なポイントだと思います。
しかし、しっかりと治療を受け、薬を飲み続ければ症状は治まりますので、焦らずじっくりと治していくのがいいのではないでしょうか。
では、次回の記事でまたお会いしましょう!
