こんにちは。就労継続支援A型事業所のメジャーサポートサービスです。
ここのところインフルエンザやコロナ、風邪など様々なウイルスが流行っていますね。
メジャーサポートサービスでも体調不良で休まれたり早退する方もいらっしゃいます。
さて、タイトルの通り今回のテーマはそんな体調不良と発達障害の関係です。
体調不良と発達障害の関係
発達障害のある人は体調不良になりやすいと言われています。
自律神経のコントロールが難しかったり、感覚の過敏や鈍麻があることで体調を崩しやすいのです。
精神的な症状にばかり目が行きがちですが、「朝起きられない」「すぐに熱を出す」「身体がつらい」という訴えも、特性の一部として注意しましょう。
また、発達障害の方は先天的に「セロトニン」の分泌量が少ない傾向にあります。
「セロトニン」の分泌が少ないと、疲れやすい、眠れない、肩こり、偏頭痛、便秘や下痢、免疫力の低下などの症状を招いてしまい、体調を崩してしまうのです。
セロトニンと発達障害
セロトニンは、脳内で働く神経伝達物質のひとつです。
必須アミノ酸トリプトファンから生合成され、視床下部や大脳基底核・延髄の縫線核などに高濃度に分布しています。
セロトニンは、以下の役割を担っています。
- 気分の安定
- 睡眠・覚醒の調節
- 食欲のコントロール
- 学習・記憶
- 痛みの抑制
- 免疫機能の調節
セロトニン不足
セロトニンが不足すると、以下のような症状が現れることがあります。
- 不安・イライラ
- 憂鬱・気分の落ち込み
- 不眠
- 食欲不振
- 集中力・記憶力の低下
- 痛みの増加
- 免疫力の低下
セロトニンを増やす有効方法
セロトニンの分泌量増やすためには、以下のようなことが有効です。
- 日光を浴びる
- 適度な運動をする
- 規則正しい生活を送る
- トリプトファンを含む食品を摂る
日光を浴びると、体内でセロトニンの合成が促されます。
そのため、1日30分程度、日光を浴びるようにしましょう。
ただし、真夏の強い日差しは避け、日焼け止めを塗るなどして適度に紫外線対策をしましょう。
また、適度な運動もセロトニンの分泌を促す効果があります。
週に3〜5回、30〜60分程度の運動を心がけましょう。
ウォーキングやジョギング、水泳、ヨガなど、無理のない範囲で楽しく続けられる運動を選ぶといいと思います。
規則正しい生活を送ることで、セロトニンの分泌リズムを整えることができます。
毎日同じ時間に起きて、同じ時間に寝るようにしましょう。
また、食事や入浴なども同じ時間帯に行うようにすると、より効果的です。
トリプトファンは、セロトニンの原料となるアミノ酸です。
トリプトファンを含む食品には、チーズ、卵、ナッツ類、バナナなどがあります。
リラックスする時間を作るのも効果的です。リラックスすることで、セロトニンの分泌が促されます。
好きな音楽を聴いたり、読書をしたり、ゆっくりと入浴したりするなど、自分なりのリラックス方法を見つけて、毎日少しずつ時間をつくるようにしましょう。
また、セロトニンの分泌を促す効果のあるサプリメントや食品もあります。
ただし、サプリメントは医師や薬剤師に相談して使用するようにしましょう。
セロトニンは、心身の健康に欠かせない重要な物質です。
セロトニンを増やすことで、気分の安定や睡眠の改善、食欲のコントロールなど、さまざまな効果が期待できます。
日々の生活の中で、セロトニンを増やすための取り組みを心がけてみましょう。
まとめ
どうでしょうか?
ご紹介した中で実践できそうなものはありましたか?
ご自身の心身の健康のためにも少しチャレンジしてみてはいかがでしょう。